クロップ監督がリヴァプールで「大失敗した最悪の補強」ワースト5

今季限りでリヴァプールを退任することが決まったユルゲン・クロップ監督。2015年のシーズン途中から指揮をスタートさせ、チャンピオンズリーグ優勝やプレミアリーグ優勝を成し遂げた。

しかしながら、その中でも獲得した選手があまり活躍できず、失敗補強になってしまったパターンもかなり存在した。今回は『Footballtransfers』から「ユルゲン・クロップ監督がリヴァプールで行った補強の中で最悪の5名」をご紹介する。

アルトゥール・メロ

加入元:ユヴェントス

加入年度:2022

ローン手数料:450万ユーロ(およそ7.64億円)

2022年夏、リヴァプールはアルトゥール・メロのローン移籍を発表した。ブラジル代表のボランチは手数料450万ユーロ+3750万ユーロの買取オプションという条件でユヴェントスから加入した。

9月のチャンピオンズリーグのナポリ戦で彼はプレーしたが、これが最初で最後の出場だった。その後彼は怪我に悩まされ、再びリヴァプールのピッチに立つことはなく、最終的にプレーしたのは13分だけだった。

ナビ・ケイタ

加入元:RBライプツィヒ

加入年度:2017

移籍金:6000万ユーロ(およそ101.85億円)

2017年にRBライプツィヒから加入したギニア代表MFナビ・ケイタは、非常に評価が難しい選手だ。ダイナミックなボックス・トゥ・ボックス・ミッドフィルダーと評価され、大きな活躍が期待されていた。

ただ彼のリヴァプールでの時間は、度重なる怪我や不安定なパフォーマンスで妨げられてしまい、先発に定着することができず。129試合に出場して11ゴールを決めたが、彼のプレーを評価するかどうかはファンの間でも意見が分かれるだろう。

ただ、さすがに6000万ポンドを支払うほどの価値があったのかといえば…それはYESといえる人は少ない。

ベン・デイヴィス

加入元:プレストン・ノースエンド

加入年度:2021年

移籍金:1290万ユーロ(およそ21.9億円)

2021年2月、リヴァプールは2部のプレストン・ノースエンドからベン・デイヴィスの獲得を発表した。その際クラブはファン・ダイクやジョー・ゴメス、ジョエル・マティプウが怪我で離脱しており、苦しい状況だった。

ただ、デイヴィスはナット・フィリップスやリース・ウィリアムズなど生え抜きの若手を上回ることはできず、結局出場機会は全く与えられなかった。

彼は結局半年後にシェフィールド・ユナイテッドへとローン移籍し、2022年にはグラスゴー・レンジャーズへ放出されている。

ロリス・カリウス

加入元:マインツ05

移籍金:620万ユーロ(およそ10.52億円)

ロリス・カリウスはドイツ・ブンデスリーガのマインツ05からリヴァプールに加入したゴールキーパー。シモン・ミニョレとポジションを争ったが、それは両者ともにハイレベルではなかった。

彼らはどちらも決して悪いキーパーではないものの、世界のトップレベルで競うには安定感を欠いていたし、カリウスはチャンピオンズリーグ決勝で敗北に至るミスを冒してしまった。

ユルゲン・クロップ監督は彼を常にかばったものの、その後アリソンを獲得したという事実がその評価を証明している。

オザン・カバク

加入元:シャルケ04

加入年度:2021

ローン手数料:250万ユーロ(およそ4.24億円)

リヴァプール、クロップ監督の下で獲得した「最高の補強5名」

2021年にシャルケ04からリヴァプールにやってきたトルコ代表のセンターバック。250万ユーロの手数料に、さらに3100万ユーロの買取オプションがついていた。

プレミアリーグのレスター・シティ戦でリヴァプールでのデビューを果たしたものの、いきなり1-3で敗北。最悪のスタートになってしまった。

その後13試合に出場したもののリヴァプールは買取オプションを行使せず、そのまま返却されることになった。

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