【F1】角田裕毅が伝統のモナコGPで堂々の8位入賞

モナコGPで8位に入賞した角田裕毅(手前、写真はロイター)

F1で伝統の一戦と称されるモナコ・グランプリ(GP)決勝が26日に開催され、RBの角田裕毅(24)が同レースで自身初の入賞となる8位に躍進した。

レースはスタート直後にハース勢2台とセルジオ・ペレス(レッドブル)がクラッシュする波乱の幕開け。赤旗中断後の再開で、角田は課題だったスタートをしっかりと決めて順位をキープ。その後は各車が中断時にタイヤを交換したため、できるだけタイヤを長く持たせるために超スローペースの展開となった。

そうした中で角田はハードタイヤで最後まで走りきる戦略を選択。タイヤの負担を避けるため意図的にペースを落とす周回が続き、直後のアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)から猛追を受けるも、しっかりと防ぎきる。終盤は一気にペースアップして後続を引き離し、堂々の8位入賞。優勝したシャルル・ルクレール(フェラーリ)らに続き、チェッカーフラッグ役を務めたサッカーフランス代表FWキリアン・エムバペ(パリ・サンジェルマン)の祝福を受けながらゴールした。

角田は4ポイントを獲得。これで3戦連続の入賞となり、今季の勢いはますます増していきそうだ。

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