街中でよく見かける「アルファード」「レクサス」などの高級車。どのくらい年収があれば乗れるの?

アルファードとレクサスの販売価格

トヨタが販売しているアルファードは、6つのグレードに分かれており、それぞれ販売価格が異なります。一番安いものでアルファードZ(ガソリン車 2WD)の540万円(税込み)、高いものでExecutive Lounge(ハイブリッド車 E-Four)の872万円(税込み)です。レクサスは、5つの車種と14のグレードで展開されています。
レクサスSUVのUXモデルが455万9000円(税込み)と最も安く、MPVのLMモデルが2000万円(税込み)で一番高い販売価格となっています。どちらも車種やグレードに価格幅はありますが、新車で購入する場合は最低でも450万円〜540万円程度の購入費用が必要です。

アルファードとレクサスを購入するために必要な年収

車を購入する際は、年収の半分程度かそれ以下が無理なく購入できる目安といわれています。例えば、アルファードZ(ガソリン車2WD)を購入するためには、販売価格が540万円であるため、1000万円程度の年収が必要ということになります。レクサスのSUVのUXモデルを購入する場合は、900万円程度が無理なく購入できる目安の年収です。アルファードやレクサスの新車を購入するには、一番安いモデルでも1000万円程度が理想の年収といえるでしょう。ただし、購入目安の年収でない方でも、貯蓄を購入代金にあてられたり、自動車ローンを組んだりすることで購入できる可能性もあります。

車の購入後にかかる維持費

車を購入する際は、購入後にかかる維持費も考慮したうえで購入できるかどうかを検討する必要があります。ソニー損害保険株式会社が2023年に行った全国カーライフ実態調査によると、ボディータイプごとの1ヶ月あたりにかかる車の平均維持費は表1の通りです。

表1

※ソニー損害保険株式会社「2023年 全国カーライフ実態調査」を基に筆者作成

アルファードのボディータイプはミニバンに分類されるため、購入後は毎月1万5000円程度の維持費がかかる可能性があります。レクサスの場合はセダンやクーペ、SUVなどのボディータイプに分かれていますが、いずれのボディータイプでも毎月1万3000円〜1万8000円程度の維持費がかかってきます。こちらもあくまで平均の維持費であるため、車の使用頻度によっては、ガソリン代やメンテナンス費用がかさむケースも想定されるでしょう。

アルファードやレクサスを購入するためには1000万円程度の年収が必要

車を購入する際は、年収の半分程度または半分以下の価格が購入目安とされています。新車でアルファードやレクサスを無理なく購入するためには、1000万円程度の年収が必要と考えられます。しかし、購入代金にあてられる十分な貯蓄があったり、自動車ローンを組んだりすることで、目安の年収以下の方でも購入できる可能性はあります。車の購入後に毎月かかるガソリン代や、メンテナンス費用などの維持費もシミュレーションしたうえで購入を検討してみましょう。

出典

トヨタ自動車株式会社 アルファード グレード一覧
トヨタ自動車株式会社 LEXUS LINE UP
ソニー損害保険株式会社 ソニー損保「2023年 全国カーライフ実態調査」

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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