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日本のシシャモとカラフトシシャモの特徴の違い
まずは、日本のシシャモとカラフトシシャモそれぞれの特徴を見てみましょう。
シシャモは、北海道の太平洋岸のみにだけ生息する日本固有の魚です。
シシャモの特徴は以下の通りです。
__●大きさは13センチメートル前後
●ウロコが大きい
●口や目が大きい
●脂びれが小さい
●雄は産卵期に体色が黒ずむ
●川へ遡上(そじょう)して産卵する
●価格が高い傾向にある__
一方でカラフトシシャモは、外国から輸入された魚で、北太平洋北部から北極海、北大西洋北部にかけて分布しています。
なお、カラフトシシャモは「キュウリウオ科」の仲間であり、シシャモではないようです。
カラフトシシャモの特徴は以下の通りです。
__●大きさは15〜18センチメートル程度
●ウロコが非常に小さい
●口や目が小さい
●脂びれが大きい
●ウロコの色は銀色が強い
●海で産卵し川へは遡上(そじょう)しない__
両者を区別するには産地はもちろん、形や大きさ、売られている価格などをチェックすることが大切です。
日本のシシャモとカラフトシシャモは価格帯が異なる
日本のシシャモとカラフトシシャモの特徴の違いが分かったところで、価格について見てみましょう。
今回は、目にすることの多い子持ちシシャモで比較します。
政府統計の総合窓口e-Stat「小売物価統計調査(動向編)2023年」によると、カラフトシシャモの東京都区部の平均価格は100グラム当たり242円でした。
対して、日本のシシャモの販売相場価格は100グラム当たり1000円~1500円ほどでした。
価格はあくまで一例ですが、シシャモとカラフトシシャモの100グラム当たりの価格を比較すると、1000円以上の差が生じることもあるようです。
時期や販売元によって価格は変動しますので目安にはなりますが、カラフトシシャモの方が安価であるといえるでしょう。
普段よく目にするシシャモは比較的安価な「カラフトシシャモ」の可能性が高い
普段スーパーで目にするシシャモは、外国産のカラフトシシャモである可能性が高いこと分かりました。
なお、カラフトシシャモはキュウリウオ科の仲間なので、シシャモではありません。
日本で水揚げされる本物のシシャモは、カラフトシシャモに比べ価格が高い傾向にあり、出回っている量も少ないようです。
興味のある方は、一度食べ比べてみるのもいいでしょう。
出典
政府統計の総合窓口e-Stat 小売物価統計調査(動向編)2023年 表番号1【03】
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー