千賀滉大 復帰のメド立たず…悶々とした胸中「難しい。フラストレーションたまる」

メッツ・千賀滉大

右肩痛で開幕から負傷者リスト(IL)に入っているメッツの千賀滉大投手(31)が26日(日本時間27日)に本拠地ニューヨークでのジャイアンツ戦前にクラブハウスで取材に応じた。

「今回みたいな、(復帰時期の)予測がついている中でのケガっていうのは正直、すごく悔しい。長引いてしまうのは一番良くないんですけど、難しいですね。自分を責められないケガ。フラストレーションがたまっています」と胸中を明かした。

予定されていた19日(同20日)のブルペンでの投球練習は、右上腕三頭筋の張りを訴えて回避。21日(同22日)に軽いキャッチボールを行ったが違和感があり、MRI検査を受けたところ患部に軽度の炎症があることが判明し、炎症を抑える作用があるコルチゾン注射を受けた。

メンドーサ監督は24日(同25日)に「3~5日間、シャットダウンする」ことを明かしたが、その3日目のこの日、千賀は「チェックして、(医学的な)数値が良ければ3日後くらいには(再開)できると思う」との見通しを明かすとこう続けた。

「もちろん、早く試合で投げたい、というのはありますけど、万全じゃない状態で戻っても役に立たないので、いい状態で戻るのが一番。焦りたいけど、焦ってはいけないというか、(感情のコントロールは)めちゃくちゃ難しいですよ、めちゃくちゃ難しい」

右肩は日本での自主トレ時に違和感があったという。「今までの僕の故障歴って、基本的に何か新しいことにチャレンジしたりとか、突発的な事故とか(が多くて)、それはしょうがないとしても、今回もチャレンジをした中で起こってしまった」と説明。当初、5月下旬と見込まれていた復帰を目指す過程で起こったアクシデントということだ。

「僕は今、野球ができていないし、うまくいかないという以前の問題で、スタートラインに立てていない。そこは思うところがたくさんあります」

マウンドに戻るその日まで我慢が続く…。

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