パプアニューギニア地滑り、死者670人超か=国際機関

Samuel McKeith

[シドニー 26日 ロイター] - 南太平洋のパプアニューギニア中部で24日に起きた地滑りで、国際移住機関(IOM)は26日、死者が670人を超えるとの推計を示した。

メディアは当初、死者数を300人余りと推定していた。地滑りの全容はまだ不透明で、危険な状態が続いているため、救助活動が阻まれている。

IOMパプア事務所のセルハン・アクトプラク代表は「地滑りは続いており、岩が落ち、絶えず圧力が増して土壌はひび割れ、地下水が流れているため、この一帯は誰にとっても極めて大きなリスクをもたらしている」と説明した。

IOMによると、近隣250世帯以上の住人が親戚や友人の家に身を寄せており、避難者は約1250人に上る。これまで発見された遺体は5人。

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