もう固まらない、くっつかない!ピザ用チーズを冷凍してもパラパラに保つ方法

こんにちは!家事コツ研究員のOです。日々の料理に何かと使える「ピザ用チーズ」。一度に大量に使うものではないので、冷凍保存したところ、チーズが塊になってしまった…という経験はありませんか?

今回、このお悩みを解決する方法を見つけました!上手な保存方法を知れば、きっと毎回快適にチーズを使えること間違いありません。2つの方法をご紹介します。

そもそもなぜチーズは固まるの?

チーズの成分の中で一番多く含まれているのが“脂質”です。周りの温度が上がることでチーズの油脂分が溶けて、次にまた温度が下がると溶けた脂肪分が固まってしまい、チーズ同士がくっついてしまうそうです。

1.冷凍途中で取り出す方法

では、まず1つ目の方法です。それは、「冷凍の途中で一度取り出す」こと。

まず、保存したいチーズを保存袋に入れます。この時、チーズはできるだけまんべんなく広げ平らになるようにしましょう。

袋にパンパンに入れるのではなく、余裕を持って入れるのもポイントです。

次に保存袋に入れたチーズを冷凍庫で保存します。

もしご家庭に金属製トレーなどがあればその上に乗せて冷凍すると、伝導熱でチーズをより早く冷凍することができますよ。

この時も、チーズは平らになるように置きましょう。とはいえ、ここまでの方法はみなさん普段からされていることかもしれませんね^^;

上記の状態で1時間ほど冷凍保存したら、1度チーズを冷凍庫から取り出します。

まだ完全に冷凍された状態ではありませんが、最初に比べるとチーズが少し固くなってきています。

このチーズの状態が重要なので、できるだけ冷凍してから1時間という時間は守るようにしてください!

取り出したチーズを袋の上から優しくもみます。強くもむとチーズがつぶれてしまうので、優しくで大丈夫です!

もんだあとは再びトレーの上で平らにして冷凍庫で保存すれば完了です。

もむのはこの1回だけで、あとは時間を気にせず冷凍してください。

結果はこちら。

保存袋から取り出してみたところ、全くチーズの塊はなく、パラパラの状態で袋から出てきました!

見ただけだと買ったときのままのように見えますよね♪1回もむだけでこのパラパラが完成するのは嬉しすぎます☆

もちろん、チーズを使いたいときは袋から使いたい分だけそのまま取り出して、料理に乗せて焼けばOKです。

2.片栗粉をまぶして冷凍する方法

2つ目の方法は、なんと意外なことに“片栗粉”を使います。

普段の料理ではチーズ×片栗粉という組み合わせはなかなかないと思うのですが、いったいどのように片栗粉を使うんでしょうか!?

まずチーズを保存袋に入れます。そこに片栗粉を一緒に入れてしまうんです。チーズ100gに対し、片栗粉大さじ1程度を目安に。

やっぱりなんとも不思議な光景です…。

一緒に入れた片栗粉がチーズにまんべんなく絡むように、袋ごと軽く振ります。

こんな感じでチーズ全体に片栗粉をまぶせばOK。全体的に白っぽくなっていますね。

あとは、1と同じく金属製トレーの上に平らに乗せて冷凍庫に入れれば完了です。こちらは時間を気にすることなく冷凍して大丈夫です。

しっかり冷凍したあと、取り出してみました。

お皿に出してみると、こちらもチーズの塊1つなく、パラパラの状態!!片栗粉にこんな効果があったとは驚きです。

もちろんチーズを使いたいときは、このまま使えます。

片栗粉がチーズについていることで、焼いたときの食感などが変わるのでは!?と心配になるかもしれませんが、まぶした量としては少量なので、焼いてもいつものチーズと全く変わらないおいしさでしたよ^^

ちなみに、1と2の方法で冷凍保存したチーズを見比べてみたところ、写真左側の片栗粉をまぶしたチーズの方が少し白っぽくなっている以外に、触感としても少し固くなっていました。

一方でそのまま冷凍保存したチーズは少し水分が残っているような感じで、片栗粉をまぶしたものと比べると、少ししっとりしたチーズになっていました。

それぞれひと工夫が必要になりますがいずれもチーズはしっかりパラパラになるので、お好みの方法でチーズを冷凍保存してみてください。

出番が多いピザ用チーズ、長くおいしく味わえるようにぜひ上手に冷凍保存してください。

取材・文/JUNKO ※暮らしニスタの人気記事を再編集して配信しています。

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