デービス・ライリーが今季初優勝 2位シェフラーを5打差で振り切る

今季初優勝を飾ったデービス・ライリー(George Walker/Icon Sportswire via Getty Images)

◇米国男子◇チャールズ・シュワブチャレンジ 最終日(26日)◇コロニアルCC(テキサス州)◇7289yd(パー70)

4打リードの単独首位から出たデービス・ライリーが4バーディ、4ボギーの「70」でプレーし、後続に5打差をつける通算14アンダーで今季初優勝を飾った。2023年のダブルス戦「チューリッヒクラシック」以来となるツアー通算2勝目。

2サムで組まれた最終日に、最終組をともにしたのは今季4勝を挙げている世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー。ともに27歳の同い年で、2013年の「全米ジュニアアマ」では決勝戦で優勝を争った昔からの友人でもある。11年前はシェフラーに敗れたが、この日はライリーが主導権を握り続ける展開。強風が吹く状況でパープレーに収めてリードを広げ、最後は2m弱のパーパットを沈めて何度も右こぶしを振り下ろした。

シェフラーはフェアウェイキープ率、パーオン率ともに50%とショットの精度を欠き、2バーディ、3ボギーの「71」。通算9アンダーとスコアを落とし、キーガン・ブラッドリーと並ぶ2位で終えた。今季5勝目こそ逃したが、直近の出場7試合で優勝4回、2位が2回と驚異的な成績を継続している。

コリン・モリカワは通算8アンダーの4位。アダム・スコット(オーストラリア)は通算3アンダーの12位。前年覇者のエミリアノ・グリジョ(アルゼンチン)は通算6オーバーの64位で終えた。

なお、大会3日目の25日(土)に急逝したツアー2勝のグレイソン・マレーを悼み、この日は選手が赤と黒のピンバッジをつけてプレーした。マレーは出身のノースカロライナ州を拠点とするNHLチーム「カロライナ・ハリケーンズ」のファンで、最終日はチームカラーである赤と黒のウェアを着用していたことによる。

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