広済堂ホールディングス<7868>、岩手県安比高原の学生寮建設プロジェクト子会社「HAD2」を譲渡

広済堂ホールディングスが本社を置くビル(東京・芝浦)

広済堂ホールディングスは、学生寮の建設プロジェクトを進める子会社H.A.Development 2(HAD2、岩手県八幡平市。売上高0円、営業利益△22万2000円、純資産17億9000万円)の全保有持ち分99.9%を譲渡することを決めた。譲渡先は非公表。HAD2は2022年8月に八幡平市の安比高原に開校した英国式全寮制インターナショナルスクール「ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン」の2棟目の学生寮の建設(2024年8月完成予定)を目的とする合同会社。譲渡価額は18億3500万円。譲渡予定日は2024年5月31日。

広済堂は配当収入を目的に昨年、傘下の東京博善あんしんサポート(東京都中央区)を通じて18億円を出資し、HAD2を子会社化した。このほど、持ち分を譲り受けたいとの申し出があったという。広済堂は出資対価として2024年3月期に1億5300万円を得ているほか、3500万円超の譲渡益が計上できるとして譲渡に応じることにした。

ハロウインターナショナルスクール安比ジャパンは英国名門私立校「ハロウスクール」の日本校で、11歳~18歳(日本の小学6年生~高校3年生)を対象とする全寮制。ハロウスクールは約450年の歴史を持ち、英国チャーチル首相、インドのネルー初代首相らを輩出している。

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