パペット人形劇は「間の抜けたところがいい」 こども園で「大きなかぶ」基に上演 園児楽しむ

園児の前でパペットを操り、人形劇を披露する「万歳! パペッティーノ」のメンバーたち(近江八幡市西生来町・武佐子ども園)

 ぬいぐるみの中に手を入れて動かす人形・パペットを使ったコーラス隊「万歳! パペッティーノ」による人形劇の上演がこのほど、滋賀県近江八幡市西生来町の武佐こども園であった。園児約110人がリズムに合わせて歌うなどして、愛らしいパペットが繰り広げる劇を楽しんだ。

 約10人で活動する同コーラス隊は、大津市内で月1回練習に励んでいる。人形劇を披露するのは今回が初めてといい、みんなで協力して一つの大きなかぶを抜く「大きなかぶ」の話を基にした劇を上演した。

 劇には6体のパペットが登場。園児の代表といっしょにかぶを抜くシーンも取り入れ、全員で「小さな世界」や「ともだちいいね」などの曲を歌った。劇に見入っていた園児(5)は「パペットと一緒に歌えて楽しかった」と笑顔をみせた。

 同コーラス隊代表の宮本香織さん(52)は「パペットはどことなく間の抜けたところがいい。言いにくいこともパペットを通せば伝えやすいし、パペットの魅力を多くの人に知ってほしい」と話していた。

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