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神戸市東灘区出身で在住のバレエダンサー、石本晴子さん(28)が、今春の第81回全国舞踊コンクール(東京新聞主催)でクラシックバレエ部門(18歳以上)1位に輝いた。「2度目の挑戦で手応えは感じていたが、信じられない思い」と喜びをかみしめた。(片岡達美)
3歳から現在も所属の船附菜穂美バレエスタジオに通い「発表会などで拍手を受けるのがとてもうれしかった」そう。14歳からコンテンポラリーのサイトウマコトさんにも師事した。
18歳で留学した米・シカゴのダンスアカデミーで「レベルの高さに驚き、刺激を受け」、この世界で生きていく決心をした。
帰国後も神戸を拠点とし、第30回こうべ全国洋舞コンクール(神戸新聞主催)女性シニア部門3位に、第31回で2位に入った。
今回は高度な技術が要求されるナタリア・マカロワ版「ラ・バヤデール第3幕からガムザッティのバリエーション」を踊り、技術力に裏打ちされた豊かな表現力、芸術性の高さが評価された。
「バレエカンパニーウエストジャパン」主宰の瀬島五月さん(神戸市北区)も「われわれの公演に何度も出てもらっている。跳躍や回転を得意とし、強い役柄のイメージが強いと思うが、実際は繊細で独自のきらめきを持っている。納得の受賞」と評価する。
石本さんは「自分の踊りが、見てくれた人の活力になるような、そんなダンサーを目指したい」と抱負を語っている。