花巻東が6大会連続V 春の高校野球・岩手県大会

花巻東-盛岡大付 6回表花巻東2死二、三塁、藤原が先制の左越え2点二塁打を放つ。捕手坂田、球審佐久間=宮古

 第71回春季東北地区高校野球岩手県大会最終日は26日、宮古市の東北ヒロセ球場(宮古運動公園球場)で決勝と3位決定戦が行われ、決勝は花巻東が3-0で盛岡大付を下し、中止となった2020年を挟み6大会連続12度目の優勝を飾った。

 花巻東は六回に藤原凜人(3年)の左越え2点二塁打で先制。七回に村上太一主将(同)の右中間適時三塁打で加点した。先発田崎晴大(同)が11奪三振で完封した。盛岡大付は好機であと一本が出ず、7年ぶりの春制覇はならなかった。

 3位決定戦は大船渡が5-2で水沢商に勝った。七回に野選やスクイズなどで3点を先行。九回は室竣也主将(同)が左翼線2点二塁打を放った。5投手の継投でリードを守った。水沢商は終盤に2点を返す粘りを見せた。

 東北大会は宮城県で6月14日に開幕し、本県代表として花巻東と盛岡大付が出場する。

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