ひと足お先に「ベランダガーデンの夏じたく」プランターで美しい花を育てたい!
ベランダでガーデニングを楽しんでいる方にとって、夏は厳しい季節ですよね。ベランダではプランターで植物を育てるため、土の乾燥が早く、日中あまり家にいない方にとってはガーデニングの難易度が高くなりがち。
「夏の暑さでお花が枯れてしまう」「水やりが追い付かない!」と毎年悩んでいる方も多いでしょう。そこでこの記事では、プランターでも育てやすい、夏の暑さと乾燥に強い花厳選3種を参考価格とともにご紹介します。
さらに、100均ショップでも揃うベランダガーデニングの暑さ・乾燥対策アイテムも4つご紹介しますので、参考にしてくださいね。
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この記事で紹介する「プランターで育てる、夏の暑さと乾燥に強い一年草」
- ジニア(百日草)
- カリブラコア
プランターで育てる一年草!夏の暑さと乾燥に強い花3選
ジニア(百日草)
ジニアは、初夏から晩秋までの長い期間、おしゃれで元気な花を次々と咲かせてくれます。品種が多く、花色や花形のバリエーションが豊富。とくに「ジニア・プロフュージョン」は病気に強く、ジニアの中でもとくに育てやすい品種です。
夏の寄せ植えの定番として人気のジニアですが、単体でプランターに植え付けても見栄えがします。さまざまな色のジニアを、カラフルに寄せ植えするのもおすすめです。
植え付け時は根を崩さずに植えましょう。肥料を定期的に適量与え、ときどき花がら摘みをすると花付きがよくなります。
※参考価格:100~250円前後(3~3.5号ポット苗)
カリブラコア
春から晩秋までのとても長い期間、小さなラッパ型の花を株いっぱいに咲かせるカリブラコア。品種によってさまざまな花色や花形があります。ペチュニアから派生した品種ですが、ペチュニアよりも夏に強いお花です。
這うように成長するタイプはプランターの縁で動きを出したり、ハンギングに植えたりするのがおすすめ。こんもりと成長するタイプは、プランターの主役として活躍してくれます。
開花中は肥料を定期的に適量与え、こまめに花がら摘みをすると花付きがよくなります。春によく育った株は梅雨前に切り戻しを行い、風通しをよくすると夏も元気に育ちます。
※参考価格:300~900円前後(3~3.5号ポット苗)
ユーフォルビア“ダイアモンドフロスト”
ユーフォルビア“ダイアモンドフロスト”は白く可憐な花が魅力。ブーケに使われる「カスミソウ」のようなポジションで、他のお花を引き立ててくれる存在です。
寄せ植えの後方や横に植えると、高さと動きが出てセンスのいい寄せ植えになりますよ。
※参考価格:300~600円前後(3~3.5号ポット苗)
ベランダガーデニングの暑さ・乾燥対策!100均で揃うお役立ちアイテム4選
人工芝&すのこ
プランターを設置したい場所に人工芝を敷き、その上にすのこを置き、さらにその上にプランターを置いてみましょう。
人工芝が太陽の照り返しを軽減し、すのこがプランター下の風通しをよくしてくれるため、プランター内の暑さと蒸れが軽減されます。
マルチング材
バークチップやココヤシファイバーで土を覆う(マルチングする)と、乾燥防止に効果的です。
また、雨や水やりでの泥跳ねも防げるので、病気の予防にもなります。マルチングストーンは通気性が悪く、根腐れの原因にもなるため、避けましょう。
すだれ
日当たりのよいベランダでは、プランターの上にすだれをかけ、適度な日陰を作ってあげるのも効果的。
その際、できれば午前中に日が当たり、午後から夕方は日陰になるように調整できると理想的です。
ひと足お先に「ベランダガーデンの夏じたく」
プランターでも育てやすい、夏の暑さと乾燥に強い一年草3種と、100均ショップでも揃うベランダガーデニングの暑さ・乾燥対策アイテムを4つご紹介しました。参考になりましたでしょうか。
真夏の水やりは日中を避け、比較的涼しい時間に行うのが基本。お忙しい方は、夜の水やりでも大丈夫ですよ。
この記事を参考に、ひと足お先に「ベランダガーデンの夏じたく」始めてみてくださいね。
※マンションなどの集合住宅においては、規約を守り安全面に配慮してガーデニングを行いましょう。
【ガーデニング豆知識】一年草ってどんな植物?
さいごに、一年草・多年草・宿根草の違いを整理しておきましょう。
- 一年草:発芽からタネができるまでのサイクルがワンシーズンで完結する植物
- 多年草:開花後も生長を続け、翌年以降も開花が楽しめる植物。常緑性と落葉性がある
- 宿根草:落葉性の多年草を特に区別して「宿根草」と呼ぶことがある。開花後地上部分の茎や葉が枯れ、根は生きたまま休眠する