三重が1部残留を決める ラグビーリーグワン入れ替え戦 2戦合計で愛知を上回る

【三重H―S愛知 後半5分、相手を振り切ってトライを決める三重のナンバー8パブロ・マテーラ(右)=鈴鹿市の三重交通Gスポーツの杜鈴鹿で】

 ラグビーリーグワン1部・2部入れ替え戦第2戦は25日、鈴鹿市の三重交通Gスポーツの杜鈴鹿などであり、1部11位の三重ホンダヒートは2部2位の豊田自動織機シャトルズ愛知に15―24で敗れたが、2戦合計で勝ち点を5―4とし、1部残留を決めた。

 三重は18日に名古屋市のパロマ瑞穂ラグビー場であった第1戦で8トライを挙げて57―39で愛知に勝ち、3トライ差以上の勝利で追加される勝ち点1を含め勝ち点5を獲得。愛知は昇格に3トライ差かつ18点差以上での勝利が必要だった。

 三重は前半4分から愛知のWTB中野豪に2トライを許すなど、17点差を付けられたが、同26分、FBトム・バンクスが自陣深くで相手パスをインターセプトし、独走トライ。その後も攻め込まれたが、7―17で前半を折り返した。

 後半5分、第1戦4トライのナンバー8パブロ・マテーラがトライ。同17分にトライを許すも、同24分のPGで点差を9点に縮めた。最後は主将のFL古田凌がジャッカルで愛知の反則を誘い、ノーサイド。2戦通算の勝ち点で上回り、1部残留を決めた。

 キアラン・クローリーヘッドコーチは試合後の記者会見で「負けたのは非常に残念だが、残留できてうれしい。良い準備をして来季を迎えたい」と話した。

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