ヴィアティン三重競り勝つ 今治に1―0 サッカー天皇杯1回戦

【PKを決め、先制を喜ぶヴィアティン三重の選手ら=東員町北大社のLA・PITA東員スタジアムで】

 サッカーの第104回天皇杯全日本選手権大会は26日、三重県東員町北大社のLA・PITA東員スタジアムなどで1回戦16試合が行われた。2大会連続4度目の出場の県代表ヴィアティン三重(JFL)は愛媛県代表のFC今治(J3)に1―0で競り勝ち、2年連続の2回戦進出を決めた。

 JFL時代の今治とは2017年から3季に渡って計6試合対戦し2分け4敗で一度も勝利がなかった。

 この日は序盤から押し込まれる展開が続くも、少ない好機を生かして前線にパスを供給した。

 ドリブルで仕掛けたMF寺尾憲祐がペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得するとFW田村翔太がゴール左隅に流し込み、前半34分に先制した。

 後半は開始早々、今治のDF市原亮太が2枚目の警告を受けて退場処分となり、数的優位をつくった。

 攻勢を強める相手に対してDF篠原弘次郎を中心に堅い守備網を敷いて粘り勝った。

 ヴィアティン三重は6月12日、味の素スタジアム(東京都調布市)で行われる2回戦で、FC東京(J1)と対戦する。

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