ニューカレドニアの非常事態宣言、28日解除へ 仏大統領府発表

[パリ/シドニー 27日 ロイター] - 仏大統領府は27日、南太平洋の仏領ニューカレドニアに発令した非常事態宣言を予定通り現地時間28日に解除する方針を示した。

非常事態宣言はパリ時間27日午後8時(ヌメア時間28日午前5時)に終了する。

ニューカレドニアでは選挙制度改革を巡る暴動で過去2週間に7人が死亡、数百人が逮捕され、多数の建物や車が破壊された。

仏大統領府は声明で、非常事態宣言を延長しないマクロン大統領の決定は緊張緩和のプロセスを開始し、対話の条件を再確立したい考えを示していると述べた。

増援部隊が近く到着することも明らかにした。憲兵480人の増派により、現地の仏治安部隊は約3500人となる。

一方、ヌメア国際空港の運営会社は6月2日まで空港閉鎖が続くと発表している。

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