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テープ材の製造、販売などを行うニチバン(東京都、高津敏明社長)は27日、南部鉄器製のテープカッターをリニューアル発売する。伝統の工法で職人が一つ一つ丁寧に作り上げており、世代を超えて愛される商品を目指す。
曲線で柔らかさや優美さを表現し、インテリアになじむデザインを重視。黒色に近いグレーで長さ18.2センチ、高さ10センチ。大巻用に対応し、カッター部分は凹凸の少ない刃を使用して安全性にもこだわった。
岩手県奥州市水沢の南部鉄器工房及甚(及川裕雄代表取締役)が製造する。ニチバンによると、丈夫さと長年使用することによる色合いの変化などに着目し、南部鉄器での製作を決定。市のふるさと納税返礼品の登録が完了しており、近日受け付けを開始する予定だ。
参考価格は2万8600円。県内では、工芸品や事務用品販売などを手がける同市水沢の文秀堂吉小路店で購入できる。