あのオーギュストロダンに3馬身→3着に9馬身圧倒 G1初V新星に海外興奮「今年一のパフォーマンス」

オーギュストロダン【写真:Getty Images】

愛G1タタソールズゴールドカップ

現地26日にアイルランド・カラ競馬場でG1タタソールズゴールドカップ(芝2100メートル、稍重、8頭立て)が行われ、C・キーン騎乗のホワイトバーチ(牡4・J・マーフィー、父ユリシーズ)が勝ち、G1初制覇を果たした。勝ちタイムは2分10秒20。ディープインパクト最後の産駒で英愛ダービー馬のオーギュストロダンを置き去りにする衝撃のレースぶりで自身3連勝。ライバルに雪辱するとともに、欧州中距離路線の新星として名乗りを上げた。

切れ味が違った。最後の直線、先に馬群から抜け出そうとしたムーア騎乗のオーギュストロダンの外から、持ったままの手応えで並びかけた芦毛のホワイトバーチ。残り400メートルを切って追い出すと200メートルほど競り合い、残り1ハロンで一気に突き放した。オーギュストロダンも食い下がるが、最後は3馬身差をつけてゴールした。3着はさらに9馬身ちぎれ、勝ち馬の強さが際立った。

英競馬専門放送局「レーシングTV」公式X(旧ツイッター)は「ワオ!ホワイトバーチがついに宿敵オーギュストロダンをゴールドカップの舞台で倒した。なんてパフォーマンスだ」とつづって動画を公開。海外ファンからは「今日の勝ち馬は素晴らしかった」「間違いなく勝利に値した」「今年一のパフォーマンスだ」「勝ち馬の素晴らしいラストスパート」など、称賛の声が寄せられている。

昨年の英愛ダービーではオーギュストロダンの3、8着にそれぞれ敗れていたホワイトバーチ。今季は4月のG3、5月のG2レースを連勝し、勢いに乗ってライバルに雪辱した。一方のオーギュストロダンも3月のG1ドバイシーマクラシックで12着大敗から立て直してきたものの、ホワイトバーチの切れ味に完敗。ファンからは「過大評価だ」「オーギュストロダンは正々堂々と打ち負かされた」といったコメントが集まっている。

THE ANSWER編集部

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