都議会自民党、都知事選について「小池知事を応援」と発言

7月に行われる東京都知事選を巡って都議会自民党の総会で、小池知事が出馬した場合に「応援する方向で臨む」という発言があったことが分かりました。

都議会自民党の議員によりますと、5月23日に行われた総会で、執行部から「小池知事を応援する方向」で知事選に臨むという意向が示されたということです。ただ、一部の出席者からは小池知事への応援に反対する声も上がったということです。

24日の定例会見で小池知事は、自民党からの支援について「直接聞いたわけではない」として明言を避けました。

小池知事:「直接はそのことは私の方で伺ったわけではないが、そういう報道にも接したところ。いろいろなご意見や励ましも各方面から頂いているが、今、私は現職として日々職務にしっかりと当たっている。それに尽きる」

2016年の就任当初、小池知事は自民党都連について「ブラックボックス」などと批判し、都議会で対立する時期もありました。

24日の会見で小池知事は、現在の都議会自民党について「改善されている」と評価しました。

小池知事:「いろいろ改善されているし、都議会もいろいろ活発に動いておられる。ご提案なども頂いていると承知している」

<都知事選は6月20日告示 立候補の動きは?>

7月7日が投票日の東京都知事選については、これまでに政治団体「NHKから国民を守る党」が最大30人を擁立する方針を示していて、現在15人が出馬を表明しています。また、広島・安芸高田市市長の石丸伸二さん、政治団体「つばさの党」代表の黒川敦彦さん、政治団体「次世代の為の自由福祉党」代表の佐々木信夫さん、政治団体「ポーカー党」党首の尾関あゆみさん、政治団代「石丸幸人党」代表の石丸幸人さん、政治団体「未来党」副代表の木宮光喜さん、医師で無所属の大和行男さん、コンサルタント会社の社長で無所属の山口節生さんの合わせて23人が都知事選への立候補を表明しています。現在2期目となる小池知事は態度を明らかにしておらず、立憲民主党と共産党などは候補者選定委員会を複数回開き、統一候補の擁立を目指して検討を進めています。

都知事選は6月20日に告示され、7月7日に投開票が行われます。

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