広島副市長、重慶で巨大都市の印象と未来の交流を語る

広島副市長、重慶で巨大都市の印象と未来の交流を語る

 【新華社重慶5月27日】中国重慶市は22、23両日、同市と友好提携都市が協力を模索する「2024重慶国際友好都市協力大会」を開き、世界31カ国の友好都市48都市の代表が出席した。

 日本からは広島、水戸、都城各市が参加。広島市の前(すすめ)健一副市長は期間中に新華社の取材に応じ、重慶市との長きにわたる実務協力を振り返るとともに、両市の関係の持続的な深化と発展を展望した。

 前氏によると、両市は1986年の友好提携締結後、環境や医療、学術分野で交流と協力を積み重ね、特に環境保護や医療分野では、重慶市の職員が隔年で広島を訪れ環境保全関連の研修を実施し、広島市立北部医療センター安佐市民病院と重慶市第3人民医院も相互に医師を派遣して交流してきた。

 両市は友好的な相互訪問を頻繁に実施し、経済や科学技術、教育、文化、スポーツ、衛生などの分野で幅広く、実りある交流と協力を行ってきた。

 前氏は、広島では両市が友好提携を結んだ10月23日前後に重慶の街の様子や中国の文化とグルメなどを紹介するイベントを開催していると説明。市民が重慶に対する理解を深める機会になっているという。

 重慶の印象については「飛行機から見た夜景が素晴らしかった」と語り、非常に大きな都市で、旧市街地では歴史を大事にしつつも新しく再生して活用しようとする姿勢に強い印象を受けたと述べた。

 今後は若い世代の交流も必要との認識も示し、今年は青少年の相互訪問を予定しており、未来志向の取り組みを続けることで友好の絆を強めていきたいと語った。(記者/張琴、劉恩黎、黄偉)

© 新華社