10位フィニッシュの昨季セリエA王者ナポリ、指揮官が苦戦認める「簡単ではない特殊なシーズン」

レッチェ戦をドローで終えたカルツォーナ監督[写真:Getty Images]

ナポリのフランチェスコ・カルツォーナ監督が指揮官就任からの約3カ月を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。

昨シーズンはセリエA王者に輝くも、今シーズンは苦戦が続いた上、指揮官も2度変わったナポリ。26日にはセリエA最終節のレッチェ戦をゴールレスドローで終え、7試合勝利なしでのシーズン終了となった。

アタランタの結果次第では9位でもヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)出場の可能性があったなか、結果的には10位フィニッシュ。チャンピオンズリーグ(CL)ではベスト16入りを果たした今シーズンだったが、来シーズンの欧州大会出場は逃している。

今回のレッチェ戦を振り返ったカルツォーナ監督は、「試合への準備はうまくいったが、残念ながら得点のチャンスをものにすることができなかった」とコメント。また、2月からひとまず今シーズン終了までとなっているナポリ指揮官としての感想も述べた。

「残念ながら、私がベンチにいるうちに自分が望んでいることをチームに伝えられなかった。お金のためではなく、愛情と情熱のためにナポリに来たが、期待通りにはいかなかった」

「チャンピオンズリーグの出場圏から遠ざかったことが、シーズン終盤のチームのパフォーマンスに影響を与えた。メンタル面に重くのしかかった」

「このチームには大きな価値があるが、おそらく今シーズンは本来のクオリティを見せられなかった。個人的には、起用できる選手の特徴に私が合わせるよう努め、状況を改善できると思っていた。だが、誰にとっても簡単ではない非常に特殊なシーズンだった」

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