長崎外大の谷口さんが一等! 大学生中国語スピーチコンテスト 「外国語学び相手理解」

身ぶり手ぶりを交えスピーチする谷口さん=長崎市、長崎大

 中国語を学ぶ学生がスピーチ能力を競う第5回全日本大学生中国語スピーチコンテストの南日本予選が25日、長崎市文教町の長崎大であり、長崎外国語大4年の谷口智唯さん(21)が最高賞の一等賞に輝いた。
 中国出身の研究者でつくる日本華人教授会議の主催。九州・沖縄、中四国を対象とする南日本ブロック予選には、長崎と福岡の4大学9人が出場。九州の大学教員でつくる審査委員会が発音や内容、表現力などを評価した。
 テーマは、世界は一つの家族という意味の「天下一家」。谷口さんは、語学学習の意義について語り「外国語を学ぶことは相手を理解しようとすることだ」と述べた。
 審査委員長の楊暁安長崎大教授は「スピーチから目標や希望、夢が見えて良かった。全体的にレベルが高かった」と講評した。
 谷口さんは、二等賞の県立大1年、鎌倉早希さんと三等賞の九州大2年、松田織温さんとともに、6月22日に東京で開かれる全国大会に出場する。

© 株式会社長崎新聞社