一夜明けても鎮圧に至らず 延焼拡大の可能性は低い 沖の船から通報あった山林火災 岩手・大船渡

26日に岩手県大船渡市で発生した山林火災は現在も鎮火には至っておらず、地上から消防による消火活動が続けられています。

火が燃え続けているのは大船渡市三陸町の首埼(こうべざき)灯台西側の山林です。27日も午前6時から消防車両約40台が出動して地上から消火活動が行われています。
警察や消防によりますと、26日午前8時50分ごろ三陸町の越喜来(おきらい)沖の船から「煙が立ち上っている」などと消防に通報がありました。大船渡市は延焼拡大の恐れがあることから災害警戒本部を設置し、岩手県の防災ヘリコプターも出動して消火活動が行われましたが火は収まらず、これまでに少なくとも9ヘクタールを焼いたということです。
消防によりますと、27日午前10時現在けが人の情報はなく鎮圧には至っていませんが、延焼拡大の可能性は低いということです。

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