学校給食用食品メーカー協会 「小中学生の食育に貢献」 総会で溝口会長

学校給食用食品メーカー協会は5月15日、第50回定時総会を都内で開き、前年度事業報告・決算、今年度事業計画・予算を承認した。24年度の協会事業は、三つの分科会を中心に「ホームページによる情報発信」「全国栄養士協議会との取り組み強化」「文部科学省との取り組み強化」などを行う。

冒頭、溝口真人会長(ヤヨイサンフーズ社長)があいさつ。「出生数の推移をみると、50年前は約210万人だったが、22年は77万人まで減少した。学校給食の需要は縮小傾向にある」としながらも、「とはいえ小中学校の生徒数は決して少なくない(約920万人:文部科学省調べ)。そして、われわれは小中学生の食育に貢献すべき役割を担っている。業務用食品メーカーとして、直近は外食市場の回復やインバウンドの活況に目が行きがちだが、学校給食の重要性を再認識したい」など話した。

総会終了後、50周年を記念し、西島基弘氏(実践女子大学名誉教授)、奥脇裕氏(オフィス・オクワキ)、山木一彦氏(理研ビタミン)の3人を功労者として表彰した。

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