ヨルゴス・ランティモス監督が“カンヌ無敗記録”を更新! エマ・ストーン主演『憐れみの3章』9.27日本公開決定

映画『憐れみの3章』場面カット(C)2024 20th Century Studios. All Rights Reserved.

エマ・ストーンが、『女王陛下のお気に入り』『哀れなるものたち』に続きヨルゴス・ランティモス監督と3度目のタッグを組んだ映画『憐れみの3章』。現地時間5月25日夜、第77回カンヌ国際映画祭にて本作より、ジェシー・プレモンスが男優賞を受賞。日本公開日が9月27日に決定した。

監督にとって4度目となる今回のカンヌでは、現地時間5月17日に本作のワールドプレミア上映が行われ、エマ・ストーンジェシー・プレモンスウィレム・デフォーマーガレット・クアリーホン・チャウジョー・アルウィン、ママドゥ・アティエ、ハンター・シェイファーら豪華キャスト陣とともに登場。華やかなレッドカーペットを飾り、上映後には6分間にわたるスタンディングオベーションが続く大盛況で、カンヌを衝撃と熱狂の渦に包みこんだ。

監督は、カンヌデビューとなった2009年『籠の中の乙女』で第62回カンヌ国際映画祭“ある視点”部門ある視点賞受賞、2015年『ロブスター』がコンペティション部門審査員賞を受賞、2017年『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』は、コンペティション部門脚本賞を受賞。カンヌで過去3度に渡ってすべて主要な賞を受賞しており、本作もコンペティション部門に招待されていた。そして、ジェシー・プレモンスが男優賞を受賞したことで無敗伝説が今回も継続することに。

本作でプレモンスは、3つの独立した物語の中で、選択肢を奪われ、自分の人生を取り戻そうと格闘する男、海で失踪し帰還するも別人のようになった妻を恐れる警官、卓越した教祖になると定められた特別な人物を懸命に探す女の相棒、という最重要となる人物3人を見事に快演。

本編をいち早く鑑賞した批評家たちからは、「『憐れみの3章』は大胆不敵な選択を厭わない監督の、注目せずにはいられない最新作だ」(The Playlist)、「ランティモスとフィリップ(脚本)は、気まぐれな神々が人間の無防備な運命を操るように、主人公たちを翻弄する」(ファイナンシャル・タイムズ紙)、「この映画が仕掛けた心理ゲームの中で、選び抜かれた俳優の演技の幅が歓びをもたらす」(デイリー・テレグラフ紙)、「じっくり観れば観るほど、パズルのピースがはまり始め、共通のテーマが浮かび上がってくる」(ハリウッド・レポーター誌)と絶賛の声が上がる中、下馬評でもプレモンスの男優賞受賞に大きな期待が集まっていた。

映画『憐れみの3章』は9月27日より全国公開。

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