フースーヤが「第54回NHK上方漫才コンテスト」優勝!「2人でやってきたことが報われた」

5月24日にNHK総合(関西地区)で生放送された「第54回NHK上方漫才コンテスト」で、フースーヤ(田中ショータイム、谷口理)が優勝を果たした。

芸歴10年目未満のお笑い芸人が頂点を競う関西若手芸人の登竜門「NHK上方漫才コンテスト」。今回は、Aブロックではくわがた心、清川雄司、ラビットラ、フースーヤ、Bブロックではたくろう、THIS IS パン、マーメイド、シモリュウがネタを披露。フースーヤとたくろうが決勝に勝ち進み、フースーヤが大会を制した。

コンビ9年目。これまで関西の数々の賞レースに挑戦したという田中は、「いろんなところで惜しいところまで行きつつ、全然ぱっとしない結果が続き、賞レースにどうやって勝ったらいいんやろうと悩みました。周りからは『お前ら賞レースにこだわらんでいいんちゃう』と言われていて、自分らが楽しければいいかと思っていたれど、やっぱり取りたいと思って」と賞レースへのこだわりと葛藤を明かす。

田中はさらに、「型破りな、好き嫌いが分かれるようなタイプの漫才で、今回のNHK上方漫才コンテストを取るというのは、かなり説得力が出ると思っています。自信を持って『この賞レースを取りました』と言える最高の賞を取れたことを誇りに思いますし、今まで支えてくれた家族、ファンの皆さまに、本当に感謝『承ります』ことを(?)、ここに御礼申し上げたいと思います」と感謝の意を表した。

谷口は、「ちょっとまだ信じられないところがあるんですけれど、今までも関西の賞レースに出させていただいていて、その中でもNHKは最初の頃からオーディションもいい感じだと目をつけてくれはって。個人的にもNHKは大好きで、『フースーヤが賞レースのタイトル持っている』『何を持ってんの?』『NHKです』『うそやろ』ってなるんで、どうしても欲しかった」とNHKへの特別な思いを語る。

続けて、「本当に今は夢みたいですけど、ショータイムとやってきてよかったなと、2人でやってきたことが報われたと思うので、本当にうれしい限りでございます」とコンビとしての努力が実を結んだ喜びをかみ締めた。

© 株式会社東京ニュース通信社