69歳・上沼恵美子、自身の終活を告白「周囲を狭くしてる」「すべて断捨離していく」

上沼恵美子【写真:ENCOUNT編集部】

中尾彬さんの終活について言及「一緒のことしてるの、私も」

タレントの上沼恵美子が27日、ABCラジオ『上沼恵美子のこころ晴天』(月曜正午)に出演した。16日に81歳で死去した俳優の中尾彬さんが“終活”に取り組んでいたことに触れ、69歳の自身も「一緒のことしてるの」と“身辺整理”を進めていると明かした。トレードマークの“ねじねじ”などの処分をしていた中尾さんは、2018年に妻・池波志乃との共著『終活夫婦』を出版していた。

中尾さんから絵をもらったことがあるという上沼は「中尾さんが終活いうのやってましたね。亡くなられて、終活を何年か前に始められたって。家と別荘売ったりとか、全部終活して、それこそいろんなものを、絵がお上手なんで、絵を寄贈したりね。周囲をホントに狭くしてるというか、一緒のことしてるの、私も」と告白。

「だからもう中元、お歳暮、お断りやねん。でもくるやないですか。だから、仕返しして、お返しか。お返しして。心の中では仕返しなんですよ。『また贈ってきよったわ』っていう、失礼(なんですけど)」と話すと、「別居してますしね、別に別居してなくたって夫婦2人のところにね、ぎょうさん、ぎょうさん何かもらってもね、むだにするだけ。周囲の方に差し上げたりするから喜んでいただけるけどね。私はホントに中元、お歳暮っていうのは(もういい)、デパートの関係者には悪いんですけど」と思いを明かした。

隔週レギュラーのシャンプーハット・てつじは「贈る側からしたらね、足並みをそろえてくれるのかが心配なんですよ。上沼さんが『いらない』って言ったら、結構、贈ってる方も『じゃあ、贈るのやめよう』ってなるんですけど。周りの人が贈ったか、贈ってないかが分かんないんですよ」と指摘した。

てつじが「抜け駆けする人が1人か2人、絶対いてるんですよ」と主張すると、上沼は「そんなの全然、気にしない。そんなんしたって、その人がいい人や思えへん、私は」と返答。てつじは「ホントですか。良かったです」と安どした。上沼から「あなたね、高いフルーツコンポート、いらんねん、悪いけど」と言われたてつじは、「抜け駆けする人絶対、いてるんで。『てつじが贈らんのやったら、オレがコンポート贈る』ってヤツが現れる」と言い訳。上沼は「ホントに結構でございます。どれもこれも結構でございます。いらないねん」と断言した。

なおも、てつじが「(コンポートが)なかったら、『今年ないんか』ってなりますよ」と食い下がると、上沼は「なんで~」と不満そうに返した。てつじのコンポートは、上沼家の冷蔵庫の奥に入れられていたといい、上沼は「もういいねん。日持ちするし、すごいなと思うけど、冷蔵庫占領するしね」と今後の受け取りを“辞退”。「要するに断捨離というのか、終活というのか、いろんなものを、“人間付き合い”も小さくしていってます。いい人としか付き合えへん。裏切られたからな、大勢の方に」とも打ち明けた。

同局・北村真平アナウンサーが。人間関係の“整理”をする人が多くなっているといい、「連絡帳からどんどん消していくって言う風に」と説明すると、上沼は「当然よ」と反応。約5年前に「えらい目会うたし」とし、「すべて断捨離していこうと思ってるので、皆さん、もう誕生日(プレゼント)もいらないですよ」と呼びかけた。

改めて「付き合いも贈り物も狭くしてる」と明かした上沼は、「寂しいんです。寂しいんですけども、『それも仕方ないよ』って自分に言うて、そうしていかないと終活っていうのはそういうことだからなって思ってます。いま周囲で亡くなる方多くてね、他人事じゃないわけよ」と思いを吐露した。ENCOUNT編集部

© 株式会社Creative2