【高校受験2024】兵庫県公立高、学力検査の平均点が下落

平均点と学力検査の得点段階別度数分布

兵庫県教育委員会は2024年5月23日、令和6年度(2024年度)兵庫県公立高校の入学者選抜実施結果を発表した。全日制における学力検査の受検者数は2万2,588人、合格者数は2万999人、倍率は1.08倍。学力検査の平均点も公表している。

兵庫県公立高校の入学者選抜は、2月に推薦入学と特色選抜、3月に学力検査を行った。推薦入学は94校165学科等で実施し、定員7,580人に対して、受検者数9,716人、合格者数7,239人、倍率1.34倍。推薦入学の受検倍率が2023年度と比較して0.01ポイント増加し、定員を充足した学校も増加した。

特色選抜は57校で実施し、定員1,614人に対して、受検者数1,891人、合格者数1,420人、倍率1.33倍。2023年度と比較して、受検倍率は0.01ポイント増加し、定員を充足した学校も増加した。

学力検査(全日制)は137校で実施し、定員2万1,889人に対して、受検者数2万2,588人、合格者数2万999人、倍率1.08倍。2023年度と比較して、商業科、家庭科、総合学科の倍率は低下したが、農業科の倍率は0.07ポイント、工業科の倍率は0.05ポイント上昇した。

学力検査は、国語・社会・数学・理科・英語(聞き取りテストを含む)の5教科で実施した。配点は、各教科100点、総配点500点。全日制・定時制受検者の平均点は、国語が49.8点、社会が59.5点、数学が56.2点、理科が48.4点、英語が56.1点。中学校学習指導要領に示されている5教科の目標に則し、内容の基本的事項について出題し、知識・技能およびこれらを活用する思考力、判断力等基礎的な学力が問われた。5教科全体の平均点は54.0点となり、2023年度より0.9点下落した。

中川和佳

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