大谷翔平やテオスカー・ヘルナンデスらが加入し、ムーキー・ベッツやフレディ・フリーマン、ウィル・スミスらも健在のロサゼルス・ドジャース打線は、MLBトップクラスと評されてきた。それでも、ドジャースの弱点を米紙『USA Today』の敏腕記者ボブ・ナイチンゲール氏が指摘した。
「ドジャースの攻撃力は非常に優れているかもしれないが、相手チームを打ち負かして試合に勝つのは難しいようだ。相手に5点以上を許した場合の成績は、0勝13敗だ」
つまり投手陣が相手を4点以内に抑えなければ、ここまで白星を挙げられていないのだ。4月21日のニューヨーク・メッツ戦から5月15日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦まで、「22試合連続、4失点以下」を続けていたドジャース。いかに投手陣が失点を4点以下に抑えられるかが勝敗のポイントとなっている。
現地5月26日時点でドジャースは33勝22敗。2位のサンディエゴ・パドレスに5.5差をつけてナ・リーグ西地区の首位に立っている。1試合平均の得点は、MLB全体で5位となる「4.91」だが、それでも打ち合いには弱い一面をのぞかせている。
構成●THE DIGEST編集部