長野市出身・山中瑶子監督がカンヌで受賞!女性監督として最年少【長野】

信州出身の若き映画監督が快挙です。フランスで開催されたカンヌ国際映画祭の独立部門「監督週間」で、長野市出身・山中瑶子監督の作品が国際批評家連盟賞を受賞しました。

■ナミビアの砂漠・山中瑶子監督
「とても嬉しくすごく驚いています。とても素晴らしい賞を本当にありがとうございます。もっと勉強して、映画製作のスキルをより一層上げていきたいです」

英語で喜びを語ったのは、長野市出身の山中瑶子監督。現地時間の25日、独立部門「監督週間」に出品していた「ナミビアの砂漠」が国際批評家連盟賞を受賞しました。山中監督は27歳。女性監督としては最年少での受賞です。批評家団体が独自に贈る賞で、これまでに世界の名匠たちが選ばれています。「ナミビアの砂漠」は何にも情熱が持てない21歳のカナを取り巻く青春物語。主人公を演じた河合優実さんの演技力や、混沌とした今の時代を生き抜く日本女性を繊細に描いたことが高く評価されました。主演を務めた河合さんも喜びを噛みしめます。

■主演・河合優実さん
「日本だけでなく、世界の人にも見てもらえるように、背中を押してもらった気持ち。本当にうれしいです。やったー」

山中監督は2017年、当時19歳で初の監督作品「あみこ」が「ぴあフィルムフェスティバルアワード」観客賞を受賞。翌年にはベルリン映画祭のフォーラム部門に史上最年少で招待されるなど、映画界で注目を集めていました。「ナミビアの砂漠」は夏ごろに全国公開される予定です。

© 長野朝日放送株式会社