拉致は主権の侵害 横田代表、盛岡で講演 被害者家族会

盛岡市内で講演し、「拉致問題は私たち一人一人の問題」と語る被害者家族会代表の横田拓也さん

 北朝鮮による拉致被害者の早期救出に向けた学習会(UAゼンセン県支部主催)は26日、盛岡市内丸の県公会堂で開かれた。横田めぐみさん=失踪当時(13)=の弟で被害者家族会代表の拓也さん(55)が講演。「拉致問題は主権の侵害であり、私たち一人一人の問題だ」と述べ、解決に向けて理解と協力を求めた。

 拉致問題に関する啓発を目的に全国各地で毎年開催。同日は組合員を中心に約30人が参加し、拓也さんが「北朝鮮よ、姉横田めぐみを返せ!」と題し講演した。

© 岩手日日新聞社