■強い台風１号
きょう２７日正午現在、台風１号は強い勢力となり、フィリピンの東を東北東へ進んでいます。
今後、２９日には強い勢力で暴風域を伴いながら、南大東島の南を北東へ進むでしょう。
３０～３１日は本州の南を進む見込みです。
大東島には、暴風域を伴ったまま台風が接近するため、２９日は雨だけでなく、強風や高波にも注意が必要です。
■台風＋前線 線状降水帯が発生する恐れも
また、西・東日本太平洋側は台風の接近前に大雨となる恐れがあります。
２９日にかけて、前線が東シナ海から東日本太の平洋側に延び、２８日は前線上の低気圧が西・東日本の太平洋側を進むでしょう。
台風周辺の湿った空気が低気圧や前線に向かって流れ込み、前線の活動が活発化する見込みです。
２９日にかけて、南西諸島や西・東日本は大気の状態が非常に不安定となり、局地的に非常に激しい雨が降るでしょう。
特に、九州南部では、今夜～あす日中にかけて、線状降水帯が発生し、大雨災害の危険度が急激に高まる恐れがあります。あすを中心に、局地的に猛烈な雨が降るでしょう。
土砂災害や低地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
２８日１２時までの２４時間に予想される雨量は、多い所で
九州南部 ３００ミリ
四国地方 ２００ミリ
九州北部地方、奄美地方 １８０ミリ
近畿地方、沖縄地方 １５０ミリ
東海地方 １２０ミリ
２９日１２時までの２４時間に予想される雨量は、多い所で
関東甲信地方、東海地方 １００から２００ミリ
近畿地方、伊豆諸島 １００から１５０ミリ
四国地方、九州南部
奄美地方、沖縄地方 ５０から１００ミリ
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増える恐れがあります。
