プロレスラーと子どもたちが交流 岡山・宗蓮寺でイベント

プロレスを通じて交流する選手と子ども

 プロレスラーと子どもたちが触れ合うイベントが25日、岡山市北区津寺の宗蓮寺で開かれた。住民ら約100人が集まり、迫力満点のパフォーマンスに歓声を上げた。

 プロレス団体「プロレスリング・ノア」(東京都新宿区)に所属するモハメドヨネ選手や齋藤彰俊選手ら14人が、境内の特設リングに登場。小学生から高校生が3、4人一組になってプロレスラーに勝負を挑んだ。

 子どもたちは相撲の押し出しや空手の回し蹴りなどを果敢に繰り出し、観客は「がんばれ」「押せ押せ」と声援を送った。プロレスラー同士の試合も行われ、大人を含めて大盛り上がりだった。

 齋藤選手に空手勝負を挑んだ高校1年生(15)は「胸板や腹筋が分厚くて攻撃が全然効かなかったけど楽しかった」、モハメドヨネ選手は「プロレスを観戦したりプロレスラーと触れ合ったりして、強さや相手を思いやる心を感じてもらえれば」と話した。

 新型コロナウイルス禍で楽しく過ごすことができなかった子どもたちのためにと、宗蓮寺が企画した。

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