切ってこするだけで…? 試した結果に、子供が「えっ、すごい!」

春夏に旬を迎えるキュウリ。暑い季節には、漬物、サラダ、酢の物など、食卓への登場回数が増えますよね。

実はキュウリは、アクを抜くことでよりおいしく食べられることを知っていますか。

JAグループのウェブサイトで紹介されている方法が簡単そうだったので、実際に試してみました!

切ってこするだけ!超簡単なキュウリのアク抜き

JAグループのウェブサイトでは、キュウリのアクを抜く方法が2つ紹介されています。

キュウリのあく抜きには、

①先端を切って、へたを切り口にこすり合わせる

②まな板の上で転がして、塩でもむ

の2つの方法があります。

今回はまな板をあまり汚さずにできる『1』の方法を試してみます。

まずはキュウリを水洗いして、キュウリのヘタ側を切りましょう。この時、切り落としたヘタは捨てないでくださいね。

次に、切り落としたヘタを切り口にクルクルとこすりつけると…。

切り口から白い液体が出てきます。この中に渋味のもとになる物質が含まれているそうです。隣で見ていた子供は「え…すごい!」と驚いていました。

あとは水で洗い流して、料理に使ってくださいね。

キュウリの切り口から出てきた白い液体について、JAのウェブサイトでは、このように解説しています。

キュウリの緑色の皮のすぐ下には維管束(水や養分などが流れる管)があって、その中の液に、蟻酸(ぎさん)という渋味のもとになる物質がたくさん含まれています。これがキュウリのあくです。蟻酸は維管束の中の液に集中しているので、この液を減らせば、あくも少なくなるんです。

白い液体には、蟻酸(ぎさん)という苦味や渋味のもとになる成分が含まれるのだとか。

キュウリの切り口をこすり合わせることで維管束が刺激され、蟻酸が外に出てくるということです。

維管束はキュウリの花側ではなく、茎とつながっていたヘタのほうに多く通っているので、こするのはヘタ側のみでOK。

まな板の上で塩でもむ方法も原理は同じなので、やりやすい方法で試してみてくださいね。

実際にアク抜きしたキュウリを食べてみたところ、えぐみがなく後味もスッキリしていました。

キュウリがたくさん出回る季節に、アクを抜いたおいしいキュウリを食べられると嬉しいですね。


[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]


出典

JAグループ

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