成田空港の利便性向上に向け、解決策などを考えるイベントが27日、成田空港会社で開かれ、未来を担う若手職員らが積極的にアイデアを提案しました。
イベントは、成田空港会社が2025年3月までの中期経営計画の一環として初めて開いたもので、成田空港会社のほか、地方空港の運営に携わる企業などから若手や中堅クラスの職員合わせて33人が参加しました。
参加者らは、27日と28日の2日間、合わせて15時間にわたって意見を交わす予定で、その方法はアイデアとマラソンを組み合わせた「アイデアソン」と呼ばれています。
イベントではまず、アイデアの出し方の説明があったあと、課題として「旅客の利便性向上」などが示されました。
これに対し、参加した若手職員らはチームに分かれ、年齢や職種に関係なく、活発に議論を展開していました。
28日は、それぞれのチームが27日の議論をもとに具体的な課題策を発表するということです。
成田空港会社の担当者は、「アイデアを出し合うことで価値を見出してもらい、新規事業の立ち上げなどに積極的に取り組んでほしい」と話しています。