制限住居離脱の疑いで男逮捕 和歌山県警、全国初適用

 保釈後、裁判所の許可なく指定の住居を離れたとして、和歌山県警組織犯罪対策課は27日、刑事訴訟法違反(制限住居離脱)の疑いで、指定暴力団六代目山口組傘下組員の青木翔也容疑者(26)=和歌山市紀三井寺=を逮捕した。

 制限住居離脱罪は、昨年11月施行の改正刑事訴訟法に新設された。県警によると、同容疑の適用は全国初。

 逮捕容疑は、今年3月27日、市内の指定の住居に住み、3日間を超えて離れてはならないとの条件で裁判所から保釈許可を受けたが、同日から4月15日まで住居に帰らなかった疑い。

 別事件の捜査のため、警察官が青木容疑者の指定住居へ赴いたところ、容疑者がいないことが発覚した。

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