「ハッチョウトンボ」など貴重な生き物が生息する湿地を小学生が観察 自然の大切さを体感【岡山】

岡山県の準絶滅危惧種に指定されているハッチョウトンボなど、貴重な生きものが生息する総社市の湿地を地元の小学生が訪れました。

体長2センチほどのハッチョウトンボです。総社市福井にあるヒイゴ池湿地を地元の総社北小学校の児童が校外学習で訪れました。県の準絶滅危惧種に指定されているハッチョウトンボやトキソウなどを観察することで自然の大切さを体感してもらおうと20年以上続いているものです。

(北の吉備路保全協会 萱原潤会長)
「自然の大切さを理屈じゃなくて、興味を持って自分で自然を大好きになってもらうそういう足がかりになればいいかなと思って」

市の職員に案内され普段は入れない湿地を観察した子どもたち。環境保全についても思いを新たにしていました。

(参加した児童)
「今までこの自然が残されていることがとてもすごいことだなと思いました」

「ここに来た人がごみとかを捨てていたら、また私が来てごみを拾って守っていきたいです」

総社北小学校では、ヒイゴ池湿地を守るため、今後も募金活動などを行うということです。

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