【大相撲】大の里関 絆が育んだ初優勝への道-恩師が語る寮生活と成長の6年間【新潟】

海洋高校相撲部・田海哲也総監督

大の里関は、糸魚川市で中学校から高校まで相撲付けの日々を過ごしました。その6年間、稽古だけでなく寮生活で寝食を共にした恩師に話を聞きました。

26日、海洋高校相撲部・田海哲也総監督は、大の里の晴れ姿を現地で見守りました。

■海洋高校相撲部・田海哲也総監督
「(Q.優勝の瞬間の気持ちは?)はっけよい、勝負あり、国技館が割れんばかりにブワーーー何があったのかな?勝ったのかな?え、あ、勝ってくれた?え?大の里勝ったのかなっていうのが正直そんなんです。(Q.言葉は交わした?)すれ違いの数秒で泰輝(大の里の本名)頑張ったな、大したもんだぞ、おめでとうみたいな、でその前にお父さんとは抱き合いました。」

石川県から能生中学校に相撲留学した大の里。田海監督は、自身の経営する旅館を寮にして、大の里ら生徒たちと暮らしていました。

■大の里(入門会見時)
「(稽古からの帰り道で)田海先生に車で駅伝のように(檄を飛ばされたのが)思い出に残っている。(寮に)帰ってからのご飯が至福で最高だった。」

親元を離れ糸魚川で過ごした相撲漬けの6年間、田海監督は成長を見守り続けました。
■海洋高校相撲部・田海哲也総監督
「大の里は中学校の時からすごくポジティブ、もう明るい、とにかく元気。それもあの子の素晴らしい長所と才能だと思う。私も(指導は)長所だけここが悪い、ここ直しなさい、ここダメだよっていうのは向いてない、中村泰輝、大の里には、しゃべりすぎたなちょっと。」

初土俵から史上最速で初優勝という快挙を成し遂げた愛弟子を今後も見守ります。

■海洋高校相撲部・田海哲也総監督
「今のまんまでいいですよ。全く心配ない、一応援団でいます。」

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