特殊詐欺 相次ぐ 男性3人が被害

橋本市に住む60代男性と和歌山市に住む10代の男性ら3人が特殊詐欺の被害に遭っていたことがきょう(27日)までに分かり、警察では注意を呼び掛けています。

警察によりますと橋本市に住む60代男性は、外国人を名乗る女性からダイレクトメッセージで友達申請があったのをきっかけに先月27日からメッセージのやり取りを始め、その中で外国宝くじの購入サイトを紹介され、購入費用として指定された口座に現金を振り込みました。

その後、女性から外国宝くじで得た利益を出金するためには税金を納めなければいけないと言われ、今月22日まで3回にわたって指定された口座に現金を振り込み、合わせて120万円を騙し取られました。

一方、和歌山市に住む10代の男性は、「経済的に困窮している方に2億5000万円を支援する」というサイトを見つけて登録したところ、「給付金をもらうためには手数料や税金を払う必要がある」と言われました。

このため、複数回にわたって20万8000円分の電子マネーを購入し、コード番号を伝えましたものの、給付金をもらうことができず詐欺被害に遭ったことに気づき、警察の届けました。

また、橋本市内に住む40代の男性もSNSサイトで知り合った女性から投資を持ち掛けられ、50万円を騙し取れました。

警察では、「必ずもうかる」などといった儲け話や「電子マネーを買って番号を教えて」といった電話、メール、SNSなどは危険で、行動する前に和歌山県警の特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤル、0120・508・878に連絡するよう呼び掛けています。

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