日本と台湾が舞台の物語「青春18×2 君へと続く道」只見町で撮影、映画のロケ地めぐり 福島

現在公開中の映画「青春18×2 君へと続く道」。日本と台湾を舞台にしたラブストーリーで、福島県只見町でも撮影が行われました。町ではいま、そのロケ地をめぐる『聖地巡礼』で、多くのファンが訪れています。

現在公開中の映画「青春18×2 君へと続く道」。日本と台湾を舞台に、清原果耶さんが演じるバックパッカーのアミと、台湾のシュー・グァンハン演じる主人公のジミーとの切ない恋の物語です。撮影は只見町でも行われ、ジミーが只見線に乗り、アミの故郷を訪れる様子が描かれています。

佐々木夢夏アナウンサー「映画のロケ地になった只見町にやって来ました。こちらでは作品の公開に合わせ、ある取り組みが行われているそうです。」

まずは、町のインフォメーションセンターで、情報収集です。

只見町交流推進課・角田祐介さん「映画の公開に合わせ、ロケ地マップを作成しました。只見町インフォメーションセンターで配布をしています」

只見町では、ロケ地をまとめた地図を作成。1枚につき100円の協力金を募っていて、集めたお金は、台湾東部沖地震の被災地に寄付されます。

角田さん「遠くの方、関東や関西からも、なんとか入手できないかというお声をたくさんいただいています」

地図を片手に聖地巡礼!

さっそく、地図を手にロケ地めぐりに出発!まず向かったのは、映画にも登場する只見駅です。

角田さん「只見駅は、映画のジミーが最初に只見町に降り立った駅ということで、このような看板が設置されています」 佐々木アナ「こういう目印があると場所もわかりやすいし、実際のシーンをイメージしやすいですね」

町ではロケ地に看板を設置していて、映画に思いをはせながら写真を撮るファンの姿がありました。

横浜から来た大学生のファン「横浜から約4時間くらいかけてきました。映画で見たものを改めて見ると景色が違って見えるのですごい。みんな来たほうがいいんじゃないかなと思います」

続いて向かったのは、ジミーが訪れたアミの家。

角田さん「2階の天井をご覧いただきたいんですけど、2階がアミの部屋になっていて、青く空のように塗られている」

部屋のセットはすでに片づけられていますが、撮影のために青く塗った天井はそのまま残されています。

佐々木アナ「ここに来ると、アミが普段見ていた景色も楽しめるんですね」

映画をきっかけに、町では今後も、多くの人に地域の魅力を知ってもらう取り組みを行っていきたいと話します。

角田さん「只見町にとって大切な映画になったと思っています。実際に只見町に訪れていただけるような取り組みを今後も展開していけたらと考えています」



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