パチンコの借金返済のため公金7万6000円あまりを横領 出納室長の男性職員を懲戒免職処分 福島・平田村

福島県平田村で出納室長を務める男性職員が、公金7万6000円あまりを横領したとして、村が懲戒免職の処分をしたことが分かりました。

懲戒免職の処分を受けたのは、平田村の出納室長の男性職員(56)です。
村によりますと、村の公金を保管する出納室で室長を務める男性職員は、5月15日、総務課職員が出納室に保管を依頼していた7万6694円を着服しました。
22日に総務課の職員が出納室に預けていた公金を引き出そうとしたところ、現金が足りないことに気づき横領が発覚。
その際、男性職員は「現金が入ったポーチ5袋のうち2袋は私が取り出した。取り出したお金はあすかあさってには戻すので内容は秘密にしてほしい」と総務課の職員に依頼したということです。
その後の村の聞き取りに男性職員は「パチンコが原因でできた借金を返済するために公金を使用した」と公金の横領と使用を認めています。
村は男性職員を27日付で懲戒免職とし、管理する立場にあった総務課長を戒告処分としました。
一方村は、男性職員が横領した公金を全額を返済していることから、民事訴訟と刑事告訴は行わないということです。
平田村の澤村和明村長は「職員の不祥事に対する管理監督責任と村民に対する謝罪、並びに社会的信用の回復に資することを目的に村長、副村長の給料の減額措置について村議会に提案する予定です」とコメントしています。



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