宮城県民はあまり歩かない メタボ率全国ワースト3位 岩沼市ではウォーキングイベントで健康増進サポート

宮城県民はあまり歩かないというデータがあります。

厚生労働省が発表した、都道府県別の20歳から64歳の男性の1日当たりの歩数です。

宮城県の男性は6803歩、全国で7番目に少なくなっています。歩かないということが原因の1つなのでしょうか、都道府県別のメタボリックシンドローム該当者と予備軍の割合です。

1位が沖縄県、2位が福島県、そして宮城県が3位となっています。宮城県は調査が始まって以降15年連続でワースト3位以内をキープしています。

こうした状況に危機感を抱いている宮城県は、1日の歩数の目標を20歳から64歳までが8000歩以上、65歳以上は6000歩以上と定め、目標達成のため県民はあと1500歩、時間にしてプラス15分歩く必要があるとしています。

宮城県が歩数のアップを求める中、岩沼市では市民の健康づくりをサポートしようと、ウォーキングイベントが開催されました。

岩沼市民の健康推進に取り組む、いわぬま健幸つくり隊が開催したイベントには市民約20人が参加し、足はかかとから地面に着けて指先で蹴り出すなどの正しい歩き方を教わりながら、約3.5キロのコースを巡りました。

参加者「普段はちょっと散歩するぐらいですね。みんなと歩いてとってもいいですね」

松尾芭蕉がおくのほそ道で歌った歌枕の武隈の松や竹駒神社といった名所にも足を運び、地元の歴史にも触れました。

竹駒神社村田守広宮司「山形県に抜ける出羽道と東山道っていう青森県に抜ける道の分岐点がこの岩沼市だったと。玉前関という関所もあったんですね」

参加者は歩き方のアドバイスを意識しながら、ウォーキングを楽しみました。

参加者「平均寿命はとっくに超えたけれども、健康寿命を延ばせるよう目指してます。1日6000歩を目安に歩いてる」

このイベントは、2025年も開催される予定です。

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