大災害時の避難所運営における課題について対策を考える 県の「避難所ワーキンググループ」開催【徳島】

2024年1月の能登半島地震で生じた避難所運営の課題を踏まえ、徳島県内での避難所対策を考えるためのワーキンググループの会合が、5月27日に徳島県庁で開かれました。

この「避難所ワーキンググループ」は近い将来、発生が予想される南海トラフ巨大地震の際の避難所運営について考えるために設置されています。

この日が2回目の会合で、自治体の防災関係者や医療関係者らが出席しました。

2月に阿南市で行われた避難所を運営する訓練では「ペットの同行避難」や「車中泊の受け入れ」などが行われたことや、能登半島地震で問題になっているトイレ環境整備のため携帯トイレや簡易トイレのほか、マンホールトイレの備蓄状況の再確認やトイレカーの活用を進めることなどが報告されました。

(徳島県防災対策推進課 高木和久室長)

「具体的に市町村のほうから取り組みの事例も紹介をしていただいたので、円滑な運営ができるように、避難所運営訓練だったり、そういったところに今後いかしていければと考えています」

県は避難所対策について、今後もできるところから実践に移していくとしています。

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