「増える外国人観光客に対応」広島市のタクシー会社で外国人ドライバーがライドシェアに向け講習

一般ドライバーが有料で乗客を送迎する新しい交通サービス「日本版ライドシェア」の導入に向け、広島市のタクシー会社で講習が始まりました。

アメリカ国籍のジョーダン・ランゲンさんです。つばめ交通では、増加する外国人観光客に対応するため「一般ドライバー」としてランゲンさんを採用しました。

アルコール検査や体調チェックなどを受け講習開始です。

「ライドシェア」は一般ドライバーが自家用車などを使って有料で乗客を送迎するサービスです。ドライバーはタクシー会社と雇用契約を結び、研修を受けます。

国土交通省は、タクシーが不足する地域と時間帯に台数を絞ってライドシェアを解禁しました。

ジョーダン・ランゲンさん
「思ったより難しい。タクシーでていねいなドライビングをすると」

つばめ交通では、1週間に10台まで導入が認められています。

ジョーダン・ランゲンさん
「今、広島で外国人が多くて観光者が困らないよう、目的地に安全に楽しく運転できたらと思っています」

つばめ交通 企画室 山内康平 室長
「外国人の方が2種免許を取るのがハードルが高い部分もありますので、より外国人の方が働きやすい環境を整える意味でもライドシェアを活用し、言語の壁を取っ払って観光の知識、観光案内でも活躍の場ができると思います」

つばめ交通では、6時間の研修を経て、今月下旬~来月上旬にかけてライドシェアを始めたいとしています。

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