ボリビアの運動会、竹馬や創作エイサー奮闘 オキナワ移住地の生徒ら140人 日本の伝統行事で絆深める

[ワールド通信員ネット]@ボリビア

 【山城博明通信員】オキナワ第1移住地にあるオキナワ第一日ボ学校(西語部=ロレナ・クルス校長、日語部=井上久美校長、全校生徒140人、うち40人が日系人)主催の第34回運動会が4月28日、同校の運動場で行われた。生徒たちは赤白に分かれ、リレーやチーム応援合戦の他、ボリビアの踊り、創作エイサーなど多彩なプログラムに臨んだ。

 開会式で中村侑史・オキナワ日本ボリビア協会会長は「自分の力を信じて最後まで諦めず頑張ってほしい」と激励。恒例の家族リレーでは、生徒の祖父や未就学の子らを含め家族でチームを編成して競技した。運動不足気味の父母の健康を考慮し、グラウンド1周200メートルを家族4人で50メートルずつ走ってバトンをつないだ。

 クルス西語部校長は「運動会は日本の伝統的行事。同校では日系人、非日系のボリビア人が一体となって楽しみ、融和の絆を強める機会になっている」と手応えを口にした。井上日語部校長は「連日雨が続き思うような練習もできない中での運動会開催。生徒の皆さんはよく頑張りました。今日のことをこれからの学校生活に生かしてほしい」と励ました。

竹馬に乗っての競技に奮闘する生徒たち=4月28日、ボリビアのオキナワ第1移住地

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