リンパは自分で簡単に流せる! すぐにできる“腰&足裏のセルフマッサージ方法”

体の“下水道”を流してかっこいい脚&ヒップに。
リンパケア法に詳しいこのみ先生によると、美脚や美尻を叶えるには、リンパの流れを促すのが近道とのこと。

「リンパとは、体の下水道のようなもの。リンパ管とその中を流れるリンパ液、リンパ管の途中にあるリンパ節全部のことを指し、血管だけでは流しきれない老廃物や不要な水分を流す働きを持っています。運動不足や睡眠不足、下着による締めつけ、冷えや悪い姿勢は、リンパの滞る原因。リンパが滞ると老廃物を排出できず、肌がくすんだり、ニキビができたり、脚やお尻がむくんでしまうのです」

そこでおすすめしたいのが、“リンパケア”。

「力の入れ方や角度さえ押さえれば、リンパは自分で簡単に流すことができます。今回は下半身を中心にしたケアの方法を紹介するので、ぜひ挑戦してみて。ただし、肌が荒れているとき、アザができたときはお休みをして。熱が出てリンパが腫れているときも、避けた方がよいでしょう」

ベルトや下着による締めつけで、リンパが滞りやすい部位。不要な水分が溜まって冷えると、 そこに脂肪がつきやすくなる。結果、垂れてラインの崩れたお尻になりやすい。

背骨のサイドをほぐす
背中からお尻の間をほぐし、あとで流す太ももからの老廃物が流れ込むスペースを作る。

仙骨エリアをほぐす
腰痛がある人は、仙骨の上に老廃物がのって厚くなっているはず。しっかりほぐそう。

脇腹からお尻を流す
筋肉が張っている人が多いので、しっかり圧をかけてこわばった筋肉をほぐす。

もも裏からお尻を流す
ここを流すと、お尻と太ももの境目がくっきりして、ぷりっとした桃尻を目指せる。

足裏

足の裏には全身の末梢神経が集中しているので、ここを刺激するだけで全身の活性化を狙える。時間がない人はここからはじめるのも。

足指の間を流す
足指の間に、逆の手の指をすべり込ませる。足指の先までしっかり刺激すること。

土踏まずを流す
逆の手の親指を握った拳の第二関節で、足先の方からかかとへと、少しずつ流す。

かかとをほぐす
中央も両サイドも念入りに。より刺激をしたい人は、曲げた人さし指の第二関節を使う。

このみ先生 リンパケア講師。“神業リンパ”の異名を持ち、セラピスト養成に力を入れる。SNSで紹介したセルフケア法が大バズリ。近著『自分史上最高ボディになる 脂肪&むくみオフ 1日1分神業リンパ』(KADOKAWA)も好評。

※『anan』2024年5月29日号より。イラスト・石山さやか 取材、文・風間由美子

(by anan編集部)

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