拡大するカップライス市場  メーカー関係者が大仙市の加工用米農家と交流

日清食品は年々市場が拡大しているカップライス製品について、原材料となる加工用米の供給体制の強化を図っています。この一環として日清食品の関係者が、大仙市にある田んぼを訪れ地元の農家などと交流を深めました。

北嶋大聖記者

「お湯を入れて5分でできあがるカップライス。焚き上げたお米と比べても遜色ないおいしさです。この原材料となっている加工用米が大仙市の田んぼでもつくられています。」

大仙市に本所を置くJA秋田おばこは、加工用米の集荷量で全国トップクラスを誇ります。

カップライス製品の原材料となる加工用米の供給体制の強化を図る日清食品にとって、コメどころ秋田は重要な産地の一つです。

日清食品とJAの全国組織「JA全農」の関係者などが27日、大仙市神宮寺の田んぼに集まり生産者と交流しました。

JA秋田おばこ齊藤武志組合長

「見渡す限りの仙北平野で年間約8万トンのおコメが生産される穀倉地帯であり、生産者はコメの主産地としての自覚と責任を胸に抱き、おいしいおコメづくりに取り組んでおります」

日清食品 深井雅裕 常務取締役

「本当に食と農業をもってですね、ウェルビーイングな社会を実現する一歩になるんじゃないかなと、そんなふうに確信をしております。」

日清食品では、即席めんの開発で培った技術を応用して、2016年からお湯を注ぐだけでできあがるカップライス製品を販売しています。

日清食品によりますと、カップライス市場は年々拡大していて、日清食品の製品もこれに伴い需要が高まっています。

日清食品の深井雅裕常務など交流会の参加者が田植えに挑戦しました。

深井雅裕常務

「どんなふうにお米ができているか知ることで、僕らの製品に対する思いを変わってくると思うし、今後も継続的にこういった取り組みをしていきたいなと思っています」

日清食品は今後も秋田の農家とともに消費者に喜ばれる商品を届けたいと話しています。

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