蓮舫参院議員 都知事での〝事業仕分け〟再現を予告 神宮外苑再開発を選挙の争点に「先送りしてはいけない」

立憲民主党の蓮舫参院議員(56)が27日、都内の党本部で会見し、東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)に無所属で出馬することを正式に表明した。

旧民主党政権下での事業仕分けで注目を集めた蓮舫氏は「反自民党政治、非小池都政。私は東京都知事選にこの姿勢で臨みたい。古い政治と決別して、本当に必要な政策に予算をつける。そんな都政をつくりたい。この8年間を、都民に問わせていただきたい。小池都政をリセットする。そんな東京都知事選挙に臨みたい」と〝仕分け〟再現を予告した。

明治神宮外苑地区の再開発問題について、蓮舫氏は「先送りをしてはいけない。多くの方達、坂本龍一さんをはじめとした著名な方も含めて異を唱えている。事業者側からの伐採に関する(保全策などの)報告を求めていますけれども、なぜ小池さんはもっと早く迅速に、その報告を出すように言わないかがわかりません」と、都知事選の争点化を避けようとする小池氏の姿勢をけん制した。

その上で「早く出させるべき。そしてその出た答えは、都民や多くの皆さま方に公開して、もう一度声を聴いて、都知事としての判断をするべき。都知事は、寄り添っていないという印象しかない」と指摘した。

都庁で行われているプロジェクションマッピングなどの事業についても「やるやらないも含めて、この夏の都知事選で問うひとつの事例にもなる。通年でやるべきものなのか、クリスマスだけでやるのか。浮いた予算で炊き出しであったり、困っている人たちに対する予算を政策に回すことはできないんだろうか」と訴えた。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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