広島新駅ビル「ミナモア」路面電車が2階広場に乗り入れ、商業施設や映画館を内包

広島駅ビルの建て替えにより、新たな広島駅ビル「ミナモア(minamoa)」が誕生。2025年春に開業する。

路面電車が乗り入れる新・広島駅ビル「ミナモア」誕生

JR西日本グループが進めている広島駅ビル建替え工事によって誕生する、新たな広島駅ビル「ミナモア」。河川とともに発展した“水の都ひろしま”や、瀬戸内海のきらめきを思わせる「水面」と「皆」、そして英語で“もっと”を意味する「モア」を掛け合わせた名称だ。

<1~6階>ショッピングセンター、2階広場では路面電車

「ミナモア」の1階から6階は、主にショッピングセンターで構成。なお、大きなガラス面から太陽の光が降り注ぐ2階の広場には、駅ビル内に路面電車が乗り入れ、JR広島駅改札からの乗り換えが便利になる。

<7~9階>映画館「松竹マルチプレックスシアター」や屋上広場

また7階から9階では、シネマコンプレックス「松竹マルチプレックスシアター」が広島県に初上陸。松竹作品をはじめとする邦画や人気のアニメ作品、ハリウッド洋画大作、よりすぐりのアート作品等を上映するほか、コンサートや演劇、オペラ、スポーツのライブビューイング、松竹グループならではのコンテンツ「シネマ歌舞伎」など、バラエティに富んだラインナップを取りそろえる。

同じく7階から9階まで重層的につながる屋上広場は、穏やかな広島の風景を彷彿させるアースカラーで彩られた憩いの空間に。7階の広場には、雁木のような大階段が設けられ、路面電車駅前大橋ルートの直上のロケーションから路面電車や広島の街を眺めることができる。随時イベントも実施される予定だ。

ホテルも整備

さらに、7階から20階にはホテルも整備される予定だ。

【詳細】
広島新駅ビル「ミナモア」
開業時期:2025年春(予定)
所在地:広島県広島市南区松原町2番37他
建築面積:約14,000㎡
延床面積:約111,000㎡
構造等:鉄骨造、地上20階・地下1階、高さ約100m
用途:商業・ホテル・駐車場

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