ブレーブス・アクーニャJr. 左ひざ前十字靭帯断裂で今季絶望に

日本時間5月27日、ブレーブスはパイレーツ戦の初回に左ひざを痛めて負傷交代したロナルド・アクーニャJr.について、MRI検査の結果、前十字靭帯を断裂していることが判明したことを明らかにした。アクーニャJr.は手術を受ける予定となっており、2024年シーズンの残り試合を出場することが確定した。アクーニャJr.は2021年7月に右ひざの前十字靭帯を断裂しており、これで両ひざに重傷を負ったことに。故障前のスピードを取り戻すことはできておらず、相次ぐひざの故障が今後のキャリアに与える影響が心配される。

アクーニャJr.は「(左ひざ前十字靭帯の捻挫で離脱した)2018年の状態に近いと思う」と話し、故障者リスト入りを覚悟しつつも、最悪の事態は回避できるのではないかとの見通しを示していた。ところが、MRI検査の結果、前十字靭帯の断裂が判明。今季の残り試合を欠場することが確実となり、場合によっては来季も出遅れを強いられるかもしれない。

現在26歳のアクーニャJr.は右ひざの大けがを乗り越え、メジャー6年目の昨季は史上初の40本塁打&70盗塁を達成してナ・リーグMVPを受賞。今季は49試合に出場して打率.250、4本塁打、16盗塁、OPS.716とあまり調子が上がっていなかったが、26歳のシーズンまでに「145本塁打&190盗塁&OPS.900以上」をマークした史上唯一の選手となった。スーパースターの離脱、それも長期離脱が確実となったことは、強豪ブレーブスにとって大きな痛手となるだろう。

今季のブレーブスは右打者のアダム・デュバルと左打者のジャレッド・ケルニックを左翼でプラトーン起用していたが、アクーニャJr.の離脱で右翼のポジションが空くため、デュバルとケルニックの両者がレギュラーとして起用される可能性がある。また、今季マイナーAAA級で30試合に出場して打率.306、4本塁打、6盗塁、OPS.912と結果を残しているフォレスト・ウォールがアクーニャJr.の穴を埋める形でメジャーに呼ばれることになりそうだ。

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